2013/9/6

9月議会傍聴記 その1

美藤議員 「拙速でなく、市民とともに議論を」
竹内市長 「市民にも説明する。だが、来年度民営化目指す」
 
 9月4日から三田市議会で一般質問が始まりました。トップを切った美藤和広議員は、図書館問題に関しては「諮問と答申のあり方」「市施設運営のあり方」を中心に質問しました。
 
 


★議会傍聴をして、傍聴者としてあきれ返ったこと
 一部議員から美藤議員に下卑たヤジが何度も飛びました。静かな議場に良く響き傍聴席にもしっかり聞こえました。無礼で下品な行為が神聖な議場で行われています。聴いている方が恥ずかしくなります。即刻レッドカードを突きつけたい気持ちでした。美藤議員の質問だけで退席しましたが、こんなことが日常茶飯事行われているのでしょうか。(2013.9.4)


「諮問と答申のあり方について」
 
質問内容: 市の重要施策について審議会や委員会に諮問する際、その前に第三者委員会をつくり「諮問の課題」を明確にすべきだはないか。そうすれば諮問と答申の間の齟齬が無くなる、という趣旨。
 
市長答弁: 全ての諮問に際しそのような手続きを取る必要はない。答申内容が両論併記になったとしても、市がそれを受けてどのように取り組むかは、庁内の協議を経て市長である私が最終的に判断することだ。
 
「市施設運営のあり方」について
 
質問と提案内容:図書館ネットワークの構築、電子図書時代への対応などについて持論を述べた後、指定管理者制度を拙速にすすめるのではなく、市民の声を聞き、市民参加の運営協議会のようなものを作って議論を重ね、三田市の図書館のあり方の大きなビジョンをまず作ってはどうか、という内容でした。
 
市長答弁:あらたなサービスを展開するたびに人員が増え経費が増加してきた。ここで、民間の知恵をいかして改革することを決断した。市民からの陳情書もでているので、十分に説明するし、市民の中で議論して欲しい。しかし、開館日の拡大は要望がたくさん来ている。結論をいつまでも先延ばしにする訳にはいかない。市民の議論は期限目標を立てて進めるひつようがある。一応、平成26年度実施を目標にしている。
 
 
 
 
 
傍聴者感想: 「どうであれ、私が決める」というのですから、審議会や委員会は単に意見を聞かれるだけで、その結論が必ず尊重される訳ではない、というように聞こえました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
傍聴者感想: 理路整然とした納得のできる提案だと受け止めました。
 
市長答弁の中で注目したのは、初めて「市民に説明する」「市民の中で議論してほしい」との答弁があったことです。「まだ半年ある」との発言もありました。市民にどのように情報を開示し、どのような説明があるのか注目していきたいと思います。
 一方、アレレと思ったのは「開館日の拡大は要望がたくさん来ている」と、またもや「たくさん」と表現したこと。先日、まちづくり部長は「数件」といっていましたが、また変って元に戻ってしまいました。ぜひ、根拠の資料を開示して下さい・・・と市に要望したいです。
 
美藤議員民営化の仕組み・開館日、開館時間などの数量的データを、この時点で出すべきだと迫りましたが、市側は「企画提案方式」で業者を募るので、業者側の提案を待って、という姿勢を崩しませんでした。市民のニーズ調査もせず、市としての方針も持たず、業者が提示する案の検討する、本当にこんな姿勢で『市民にとって最大の利益』が実現できるのでしょうか。
 

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傍聴記その2

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