図書館に指定管理者制度導入の条例改正案

市議会、 賛成18 対 反対3 で可決

 

 市立図書館に指定管理者制度を導入し、全館・全業務の運営を民間業者に任せる図書館条例改正案は、918日の市議会本会議で賛成18対反対3で可決されました。採決に先立ち長谷川美樹議員が反対討論を、笠谷圭司議員が賛成討論をしました。長谷川議員の討論内容は自ら集めた資料に基づく論理的な内容で、わたしたちの主張に近いと感じました。一方、笠谷議員も一部データを披露しながらの演説でしたが、データの使い方にかなり恣意的な感じを受けました。また、『市民が危惧されているような図書館には絶対にならないのでご安心ください』と断言、まるで市長答弁のように見得を切ったのが印象的でした。

 これを受けて午後からまちづくり常任委員会がひらかれ、募集要項を作って公募に着手するスケジュール、選定の大まかな基準などが市当局から議会側に示されました。委員会の詳細については別途報告します。

 

☆図書館条例改正に賛成した議員は次の通りです。

森本 政直 議員  笠谷 圭司 議員  佐貫 尚子 議員

西上 俊彦 議員  大西 雅子 議員  肥後 淳三 議員

田中 一良 議員  北本 節代 議員  美籐 和広 議員

檜田  充 議員  福田 秀章 議員  前中 敏弘 議員

家代岡桂子 議員  今北 義明 議員  厚地 弘行 議員

平野 菅子 議員  松岡 信生 議員  関口 正人 議員

 

☆図書館条例改正に反対した議員は次の通りです

  長尾 明憲 議員  長谷川美樹 議員  中田 初美 議員

 


この結果をしっかりと記憶しておきましょう

 
 市民の皆さん、この結果をしっかりと記憶しておきましょう。

三田市議会議員選挙は昨年9月に行われたばかりで、現議員はあと3年の任期があります。このまま図書館の民営化が強行されると、その3年目に市議選があることになります。その時、図書館はどのような姿になっているでしょうか。また今後、議会の大勢が変わって直営体制での図書館改革が実現したら、その時はどんな運営が行われているでしょうか。指定管理導入は最終決定したわけではありません。改正条例は直営と指定管理の両方を容認したものです。まだ曲折があり得ます。将来、議員一人一人の「918日の判断」と、これからの行動が問われることになります。わたしたち市民の会は「市民にとってより良い図書館を目指して」を基本方針に、息の長い活動を続けたいと考えています。(2013.9.19)


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