図書館を考える市民の会は

市民のためのより良い図書館を目指して

これからも活動を続けます

 

 三田市立図書館は2014年4月から指定管理者「TRC三田」に全面委託されることになりました。
わたしたち「三田市の図書館を考える市民の会」は、昨年夏以降、拙速な指定管理制度導入に疑問と不安を持ち、学習会、講演会、市議会への陳情活動などを通じて、幅広い市民の意見を聞き時間をかけて検討するよう訴え続けてきました。 1万人を超えた署名にもかかわらず、わたしたちの訴えは通じませんでした。 図書館問題についての市議会での論議は、三田市当局の一方的な主張と情報に基づく、極めて形式的なもので、真剣で本質的な論議が時間をかけてなされたとはとても言えません。そのことを本当に残念に思います
 しかし、図書館への指定管理者制度導入は、議会の正規の手続きを経て決定されたことです。
 わたしたち市民の会も、「図書館運営の民間委託」を受け入れなければなりません。
受け入れたうえで、今後以下のような基本姿勢で図書館問題とかかわって活動を続けていきます。

 

 

 1.市立図書館の運営は、市が責任を持ち市自身の手で運営すべきです。
これがわたしたちの基本的な考えです。

 2.市立図書館は市民の「知の拠点」としてこそ存在意義があります。
「憩いの場」としての役割はあくまで副次的なものです。

 3.図書館に必要なお金をかけてより良い施設に育てていくことが、市民と市の成長・発展につながります。図書館への投資は決して無駄ではありません。

 4.市立図書館の運営が民間に委託されても、市民のためのより良い図書館として機能するように見守り、意見を述べていきます。

 5.市民の会の中に「図書館見守り隊」を作り、市民の目で民営図書館の運営をチェック・評価し、見解を発信していきます。

 6.これからの市立図書館は「どうあるべきか」「何ができるか」を深く考え、広く発信していきます。

 7.図書館と学校図書館・学校教育との連携のあり方、図書館とボランティア団体の協力のあり方を考え発信していきます。

 8.民営図書館は、余程のことがなければ今後少なくとも5年間は継続します。
5年後、できればそれ以前に市直営復帰を目指して活動します。

 9.図書館・学校図書館の書籍等の資料は、できるだけ地元の書店から購入すべきです。また、マークは国立国会図書館のものに変更すべきです。

 10.市民の会は、大きな力を持つ市当局・市議会議員への訴えと働きかけにも力を入れます。図書館を愛する市民の皆さん、応援と協力をお願いします。

 


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